事例の概要
| 企業 | オムロン株式会社 |
|---|---|
| 地域 | 日本 |
| 業種 | 機械 |
| 企業規模 | 大企業 |
| 用途 | 品質・プロセス分析 |
| 使われた技術 | PID制御にエイシングのAI予測器を組み合わせた制御(バッテリーセパレータフィルムの巻取機) |
| 関連する製品・サービス | — |
成果
取り組みの内容
バッテリーのセパレータのような薄いフィルムは、巻き取る際の張力や振動のわずかな乱れが、しわや破断、巻きずれといった品質不良につながります。巻取機の制御には一般にPID制御が使われますが、ロールの径の変化や速度の変化に伴う振動を抑えきれない場合があります。
オムロンとエイシングは、巻取機の既存のPID制御にAIの予測器を組み合わせ、振動を抑える性能を高めました。AIが次の状態を予測し、その予測をPID制御に反映させる構成で、エイシングの公式サイトで事例として紹介されています。
振動の低減幅や不良率の変化といった定量的な成果は、公開情報からは確認できません。
この事例の要点は、実績のある既存の制御をAIで置き換えるのではなく、補う位置づけで組み込んだことです。制御の基本はPIDが担い、AIは予測で補正するだけにしておけば、AIに問題が起きたときもPID単独の運転に戻せます。安全と品質の責任の所在を明確にしやすく、制御装置メーカーが現場に導入しやすい構成です。
この事例から読み取れること
- 既存のPID制御をAIで置き換えず、予測で補う構成は、AIの停止時に従来の制御へ戻せるため現場に受け入れられやすいと当サイトは見ています
- 定量的な成果が公開されていないため、事例としては構成の参考にとどめ、効果は自社の設備で確かめる必要があります
- フィルムや紙などの連続シートの巻取りでは、制振の改善がしわや破断の削減に直結しやすく、品質指標で効果を測りやすい領域です
本ページは企業・提供元が公開した情報にもとづき、費用負担を受けずに作成しています。成果の数字は発表時点のもので、当サイトによる検証値ではありません。
