基本情報
| 製品・サービス名 | AI溶接エージェント |
|---|---|
| 提供元 | ファナック株式会社 |
| 本社所在地 | 日本(山梨県) |
| 地域 | 日本 |
| 用途分類 | フィジカルAI・ロボット |
| 主な用途 | アーク溶接の条件生成、ロボット動作の自動生成、図面読み取り |
| 提供形態 | 協働ロボットCRX+クラウドの生成AI(サブスクリプション) |
| 主な対応業種 | 機械、金属・鉄鋼 |
| 価格 | サブスクリプション(金額は公開なし・要問い合わせ) |
| 日本での提供 | 国内メーカー。2026年12月末出荷予定 |
| 情報確認日 | 2026年10月12日 |
特徴と位置づけ
AI溶接エージェントは、ファナックが2026年9月11日に発表した、協働ロボットCRX向けのアーク溶接支援AIです。Google CloudのGemini Enterpriseを使い、CRXのタブレット型ティーチペンダントに内蔵したカメラで部品図面を読み取って、材料と形状の理解にもとづく溶接条件(電流・電圧)とロボットの動作を生成します。同社は「ゼロ設定・ゼロ教示」と表現しています。
発表では、オペレーターは生成された条件・動作をそのまま実行することも、微調整して実行することもできるとしています。AIが溶接を自律で完結させるのではなく、条件出しと教示の初期作業をAIが肩代わりし、最終判断は人が行う設計です。図面等のデータは別ユーザーのAI学習に使われないと明記している点も特徴です。
出荷は2026年12月末、提供形態はサブスクリプションとされています。治具とワークの位置決め、試し溶接による品質評価、溶接施工要領の承認といった作業はユーザー側に残るため、品質保証の手順にAI生成条件をどう位置づけるかを事前に決める必要があります。
強み
- 多品種少量の工場で負担の大きい条件出しとティーチングの初期作業を減らせる
- 図面データを他ユーザーの学習に使わないことを発表で明記している
- 既存の協働ロボットCRXの上に機能として載る形で、ロボット資産を活かせる
検討時の注意点
- 溶接品質の責任はユーザーに残るため、生成条件の承認者と試し溶接の評価手順を決めておく必要がある
- 対応する継手形状・板厚・材質の範囲と、既存機種への対応は出荷時の仕様で確認が必要
- クラウドの生成AIに依存する部分があり、サブスクリプション終了後の扱いを確認したい
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