基本情報

製品・サービス名Gemini Robotics 2/ER 2/On-Device 2
提供元Google DeepMind
本社所在地英国(ロンドン)
地域欧米
用途分類フィジカルAI・ロボット
主な用途身体性推論(空間理解・作業計画)、VLAによる動作生成、ロボット実機上での推論
提供形態ER 2はGoogle AI Studio・Gemini APIでプレビュー、On-Device 2はロボット実機上で動作
主な対応業種—
価格公開なし・要問い合わせ
日本での提供ER系はAPI経由で国内からも利用可能(プレビュー)。安川電機・ファナックが連携を発表
情報確認日2026年10月12日

特徴と位置づけ

Gemini Roboticsは、名前の似た複数のモデルからなる製品群です。Gemini Robotics 2は視覚・言語から動作を生成するVLAモデル、Gemini Robotics ER 2は空間を理解して多段の作業計画を立てる身体性推論(Embodied Reasoning)モデルでGoogle AI Studioでプレビュー提供、Gemini Robotics On-Device 2はロボット実機上で動く軽量なVLAです。同社は任意の双腕ロボットに数時間で適応できるとし、研究パートナーにAgile Robots、Apptronik、Boston Dynamics、トラステッドテスターに100超の組織を挙げています。

ERは段階的に提供されてきました。2025年9月にはGemini Robotics-ER 1.5がGemini API経由でプレビュー提供され、VLAモデルやユーザー定義の関数をツールとして呼び出し、思考予算でレイテンシと精度を調整できる設計が示されました。

工場では、ERを既存の産業ロボットの「何をすべきか」を決める層として使う例が先行しています。安川電機は2026年7月、MOTOMAN NEXTとGemini Robotics ER 1.6を連携させ、ティーチングなしで部品を仕分けるシステムを開発し、ファナックはGemini RoboticsのTrusted Testerプログラムに参加しています。On-Deviceはネットワークに依存しないため、工場のネットワーク分離の要件がある場合の選択肢になります。

強み

  • 計画(ER)と動作(VLA)と実機推論(On-Device)を役割で使い分けられ、既存ロボットの制御と組み合わせやすい
  • 日本の大手ロボットメーカー2社が連携を発表しており、産業用途での採用が具体化している

検討時の注意点

  • ER 2はプレビュー段階で、本番利用の条件・SLA・価格を確認する必要がある
  • クラウドAPI型のERを使う場合、工場の画像を社外に送ることになり、データの扱いの確認が必要
  • VLA単体での工場作業の成功率・サイクルタイムは公表されていない
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