基本情報
| 製品・サービス名 | NVIDIA Cosmos |
|---|---|
| 提供元 | NVIDIA Corporation |
| 本社所在地 | 米国(カリフォルニア州) |
| 地域 | 欧米 |
| 用途分類 | 開発・MLOps基盤 |
| 主な用途 | 合成データ生成、世界基盤モデル(WFM)、ロボット学習データの補完 |
| 提供形態 | オープンモデル+NVIDIAのGPU基盤 |
| 主な対応業種 | — |
| 価格 | モデルはオープンに公開(版ごとにライセンス条件が異なる) |
| 日本での提供 | オープン公開のため国内からも利用可能。商用条件は版ごとに要確認 |
| 情報確認日 | 2026年10月12日 |
特徴と位置づけ
Cosmosは、NVIDIAが2025年1月6日のCES 2025で発表した、フィジカルAI向けの生成型世界基盤モデル(World Foundation Model、WFM)のプラットフォームです。WFMは、現実の動画から物の動き方や因果関係を学び、物理的にもっともらしい映像や環境を生成するAIで、文章を生成するLLMに対し、「次に世界がどうなるか」を映像として予測・生成します。
NVIDIAは、NeMo Curatorを使ったパイプラインで2,000万時間の動画をBlackwell GPU上で14日で処理したとしています(CPUのみでは3年超)。モデルはNano・Super・Ultraの3種で、パラメータ数は40億〜140億と報じられました。初期採用者には、ロボット分野で1X、Agility Robotics、Figure AI、Skild AIなど、自動運転分野でUberなどが挙げられています。2026年にはCosmos 3が発表され、テキスト・画像・動画・音・行動を一体で扱うとされています。
製造業がWFMを一から作るのは現実的ではなく、公開モデルを使って、めったに起きない不良や危険な状況の学習データを補うのが現実的な使い方です。日本ではTelexistenceが2026年7月にNVIDIA Cosmos Coalitionに参加しています。
強み
- 集まりにくいレアケースや危険な状況のデータを合成で補える
- オープンに公開されており、Isaac Sim・GR00Tなどと組み合わせて使える
検討時の注意点
- ライセンス条件はモデルや版によって異なり、商用利用の可否を確認する必要がある
- 合成データだけで完結するわけではなく、実データとの組み合わせと現場での検証が必要
- モデルの利用・追加学習には相応のGPU資源が必要
