基本情報

製品・サービス名NVIDIA Isaac GR00T
提供元NVIDIA Corporation
本社所在地米国(カリフォルニア州)
地域欧米
用途分類フィジカルAI・ロボット
主な用途ヒューマノイド・ロボットの基盤モデル、模倣学習、双腕操作
提供形態オープンモデル(Hugging Faceで重みを公開)+NVIDIAの開発基盤(Isaac Sim・Jetson)
主な対応業種—
価格モデルの重みは公開(版ごとのライセンス条件を要確認)
日本での提供オープン公開のため国内からも利用可能。商用サポートの条件は要確認
情報確認日2026年10月12日

特徴と位置づけ

Isaac GR00Tは、NVIDIAが2025年3月18日のGTC 2025で発表した、オープンなヒューマノイド向け基盤モデルです。最初のGR00T N1は、VLM(視覚言語モデル)で状況を理解して計画する遅いSystem 2と、拡散トランスフォーマーで連続動作を生成する速いSystem 1を、エンドツーエンドで共同学習する構成です。NVIDIAは11時間で78万件の合成軌道(人手デモ約6,500時間相当)を生成し、実データと組み合わせることで実データのみより性能が40%向上したと発表しています(同社発表)。

その後N1.6でUnitree G1、AgiBot Genie-1、Fourier GR-1などの機体に対応し、2026年3月のGTC 2026ではN1.7とN2のプレビューを発表しました。入力はカメラ映像・自然言語・関節位置、出力は数ステップ先の動作のまとまり(アクションチャンク)です。

注意点はライセンスと提供条件です。GTC 2026の報道ではN1.7を「商用ライセンス可能」としていますが、NVIDIAの開発者ページは1.7をEarly Access(研究・試作用)とし、商用サポートや本番展開は対象外と記載しています。工場ではファナックがCRX双腕による模倣学習のデモに使うなど、ロボットメーカーやSIerが自社製品に取り込む形が先行しています。

強み

  • 重みが公開されており、ロボットメーカーやSIerが自社の機体で検証を始めやすい
  • Isaac Sim・Cosmos・Jetsonなど、シミュレーションから実機推論までのNVIDIAの基盤と組み合わせられる
  • ファナックなど産業用ロボットメーカーによる採用・デモがある

検討時の注意点

  • 「商用ライセンス可」の報道と、開発者ページの「本番展開・商用サポートは対象外」の記載が食い違っており、利用する版の条件を確認する必要がある
  • 公開デモは工場のサイクルタイムや成功率の水準で評価されたものではない
  • 自社作業への適用には追加学習と動作データの収集が必要で、データの権利帰属を契約で決める必要がある
本ページは提供元からの費用負担を受けずに作成しています。掲載内容は上記「情報確認日」時点の公開情報にもとづきます。