事例の概要
| 企業 | GXO Logistics |
|---|---|
| 地域 | 欧米 |
| 業種 | 物流・その他 |
| 企業規模 | 大企業 |
| 用途 | フィジカルAI・ロボット |
| 使われた技術 | Agility Roboticsの二足歩行ヒューマノイド「Digit」(トート搬送、フリート管理クラウドArc) |
| 関連する製品・サービス | — |
成果
取り組みの内容
物流倉庫では、トート(樹脂製の通い箱)を棚やコンベヤーの間で運ぶ作業に多くの人手がかかります。既存の倉庫レイアウトを大きく変えずに自動化できる手段として、人と同じ空間で動けるヒューマノイドが検討されてきました。
GXO Logisticsは2024年、Agility Roboticsと複数年契約を結び、Digitをトート搬送に使い始めました。契約は、機体を購入せず月額などの利用料で使うRaaS(Robots as a Service)の形をとっています。Agilityはこれを、ヒューマノイドの初の正式な商用展開であり、初のRaaS型展開と位置づけています。
Agilityの公式サイトは、Digitの実生産での稼働を累計6.5万時間と表記していますが、台数や拠点数、稼働率は開示されていません。GXOとの契約の金額や条件も公表されていないため、費用対効果を外部から評価することはできません。また同社サイトは、人と協調して働くための安全機能を持つ次世代機は開発中だと明記しており、現行の運用は人の作業区域と分ける形で行われていると読むのが自然です。
RaaSは、技術の陳腐化リスクを提供側に移せる契約形態として、新技術を試す段階の導入側には合理的な選択肢です。
この事例から読み取れること
- 当サイトの見方では、技術の更新が速いヒューマノイドではRaaSが陳腐化リスクを抑える現実的な契約形態になる
- 用途をトート搬送という単一作業に絞ったことが、商用化を早めた要因の1つと考えられる
- ロボット側の稼働記録と倉庫管理システムの搬送実績を突き合わせられないと、業務への寄与を測れない
