事例の概要
| 企業 | 株式会社安川電機(ソフトバンクと共同) |
|---|---|
| 地域 | 日本 |
| 業種 | 機械 |
| 企業規模 | 大企業 |
| 用途 | フィジカルAI・ロボット |
| 使われた技術 | VLA(視覚・言語・行動)モデルを既存ロボットシステムの一機能モジュールとして組み込み(ソフトバンクのGPUクラウドで開発) |
| 関連する製品・サービス | — |
成果
取り組みの内容
ケーブル、ワイヤーハーネス、布、袋のような柔軟物は、つかむたびに形が変わるため、動作点を1つずつ教える従来のロボットが最も苦手とする対象です。自動車部品や電機の工場でも、ハーネスを扱う工程には人手が残りやすくなっています。
安川電機とソフトバンクは2025年12月1日にフィジカルAIの社会実装に向けた協業を始め、国際ロボット展で展示しました。2026年7月13日には、ソフトバンクのGPUクラウドを開発基盤に、視覚と言語から動作を出力するVLAモデルを使って、ひも、布、袋、ワイヤーハーネスのハンドリングを実証したと発表しました。ワイヤーハーネスの箱詰めでは安定した動作を確認したとしています。
特徴は、VLAにロボットのすべてを任せるのではなく、既存のロボットシステムの「一機能モジュール」として組み込んだ点です。システム全体の制御と安全機能は従来の仕組みが担い、柔軟物の扱いだけをAIが担います。
実証段階の発表で、製品としての提供時期、価格、成功率やサイクルタイムは公表されていません。「安定動作」は特定の作業・条件での結果です。
この事例から読み取れること
- 当サイトの見方では、VLAを既存ロボットの一機能として組み込む構成は、安全機能や既存資産を残せるため工場に入れやすい
- 柔軟物の扱いは従来の教示で自動化しにくかった領域で、フィジカルAIが最初に価値を出しやすい用途の1つといえる
- 成功率やサイクルタイムが未公表のため、量産への適用は自社の作業での評価を経て判断する必要がある
本ページは企業・提供元が公開した情報にもとづき、費用負担を受けずに作成しています。成果の数字は発表時点のもので、当サイトによる検証値ではありません。
