事例の概要
| 企業 | トヨタ自動車九州株式会社 |
|---|---|
| 地域 | 日本 |
| 業種 | 自動車 |
| 企業規模 | 大企業 |
| 用途 | 外観検査 |
| 使われた技術 | 音データの異常検知による製品の異音検査(スカイディスクとの共同開発) |
| 関連する製品・サービス | — |
成果
取り組みの内容
自動車の完成車やユニットの検査には、検査員が音を聞いて異常の有無を判断する官能検査が残っています。熟練者の耳に頼る検査は、判定のばらつきや技能の継承が課題になり、検査員の確保も難しくなっています。
トヨタ自動車九州は、AIスタートアップのスカイディスクと、AIによる異音検査システムを共同開発しました(2021年11月)。人の聴覚による判定を、音データの異常検知に置き換える試みで、スカイディスクはこれを国内初としています。
検出率や検査時間といった定量的な成果は、公開情報からは確認できません。
同じ「異音のAI」でも、設備の予知保全と製品の異音検査では要件が異なります。製品検査では、正常品の音のばらつきの幅、工場内の騒音、判定を出すまでの時間(タクト)が設計の前提になります。マイクの位置と騒音対策を固定し、正常品の音を十分に集めてから判定の基準を決める手順が欠かせません。
この事例から読み取れること
- 官能検査の中でも聴覚による検査は、熟練者への依存が強く、AI化の対象として優先度が高い領域だと当サイトは見ています
- 設備の異音監視と製品の異音検査は、正常のばらつきや判定のタイミングが違うため、同じ技術でも要件を分けて設計する必要があります
- 定量的な成果が公開されていないため、国内での実装例として位置づけ、精度の比較には使わないのが妥当です
本ページは企業・提供元が公開した情報にもとづき、費用負担を受けずに作成しています。成果の数字は発表時点のもので、当サイトによる検証値ではありません。
